炭鉱からの積み出しがあった別保駅

◆炭鉱からの積み出しがあった別保駅

武佐駅から隣の別保駅に行くには、いったん東釧路駅まで戻り、釧路川沿いを北上し、国道４４号線に出る必要がありそうだ。国道に出て釧路市内を離れると、極端に交通量は減った。途中で、軽油１１３円という看板を見つけ、セルフのスタンドに入った。昨日は、本別町で確か、１１８円だったと思う。ここの１１３円は、この時の私にはたいへん安いと思ったのだ。いつもは、タンクが空になるまで乗っていたが、これからは安い店があれば、早めに給油した方が得だと考えた。しかし、この軽油１１３円がのちにはあまり安くない事実に気が付く時がくるのである。それはまたその時にでも書こう。給油を済ませ、別保駅に向かう。国道４４号線沿いにあるこの駅は、すぐにわかった。例のごとく、北海道の駅は、どこも広くて気持ちいい。この別保駅は、釧路町の行政の中心地となるところらしいが、繁華街はかなり離れたところにあるそうだ。かつては、炭鉱の拠点駅として栄えた時代があるが、石炭の時代は去り、賑わいも失せ、静かな山間の駅となっている。駅舎は、おそらく建て替えられたのだろうと推測できるほど綺麗であたらしそうな駅舎だ。小さな駅舎だが、こじんまりと纏まりのあるかわいいらしい感じがする。駅の構内は、かなり広いようでその昔、石炭で賑わっていた頃の名残りなんだろう。北海道の駅は、石炭の終焉により、寂れたところがあまりにも多いのには、驚くばかりだ。