羽帯駅(根室本線)
◆小鳥がさえずる羽帯駅
北海道の各路線には、防風防雪用の鉄道林がたくさん植えられているが、ここ羽帯駅周辺も根室本線沿いに鉄道林が植えられている。一歩でも鉄道林から出ると、辺り一面は広大なジャガイモ畑である。しかし、鉄路の森は、小鳥たちのパラダイスなのである。朝はまた、小鳥たちが一斉に鳴き始め見事なコンチェルンを奏でていてなかなかいい気分になれるひと時である。
さて、羽帯駅だが1面1線のコンクリート製の棒線ホームに小さな待合室が付いた簡素な駅である。周りは鉄道林に囲まれ、森林浴が楽しめ、小鳥たちのさえずりが心和ます絶好の駅である。100mほど国道と離れているのでそれほど騒音は気にならないが、時折大型車両の爆音がかすかに聞こえるようだ。鉄道林の外は、一面のジャガイモ畑なのだが、根室本線沿いだけは異次元の世界とも言うべき環境のようだ。先人たちの知恵によって造られた鉄道林は、異次元の世界へ誘う入り口のように思うのであった。
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