東鹿越駅(根室本線)

◆すっかりと日が落ちた東鹿越駅

金山駅を出て次の東鹿越駅に向かった。かなり昔のことだが、この間に鹿越駅なる駅がが存在していたが1986年に廃止となっている。金山ダムの完成により、新線に切り替えらると同時に信号場に格下げされ、その4年後の1982年に仮乗降場となった。しかし、その4年後の1986年、JR民営化時に廃止駅となったそうだ。辺りは完全な無人地帯らしいので、現在も駅として存在していれば、超一級の秘境駅だっただろうと思われる。今回の旅でも立ち寄る計画をしていたが、どこにあったのかすら何も情報がない状態だったので、場所を探す当てもなかった。それと、もう辺りは漆黒の闇に包まれ、車のライトだけが頼りだった。今回の旅で、下調べが不十分で立ち寄れなかった廃止駅跡などは、次回の北海道の秘境探訪の課題として留めて置こうと思うのであった。

漆黒の闇の中をクネクネ曲がった道道を行く。右側には、かなやま湖があるのだが、真っ暗で何も見えないのが残念であった。かなりの間湖畔沿いを走るとやがて、大きな橋があった。鹿越大橋のようだ。ここを渡ると、東鹿越の集落があるそうだが、辺りには民家の明かりが何一つ見えていない。橋を渡って左折し、しばらく行くとやがて東鹿越駅に着いた。昼間であれば、目の前にかなやま湖の絶景が楽しめるのであるが、残念ながら外は真っ暗である。この駅は秘境駅としても知られている駅なので、辺りはとても寂しいところだ。近くに石灰石鉱山があるのだが、物音ひとつしていないようだった。辺りは静寂に包まれ、自身の足音だけが辺りに木霊し、幻想的な雰囲気の中、しばらくの間駅を探索するのであった。

昼間の様子を見たい方は、秘境駅探訪の記録の中の東鹿越駅のページを見てくださいね。

 

 

 

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