ラッキーな池田駅

◆ラッキーな池田駅

利別駅から国道242号線に乗って、足寄方面の北海道ちほく高原鉄道の廃線跡に行こうかなと考えたが、ちほく高原鉄道の始発で終点の池田駅にまず先に行くのが常套手段かなと思い、池田駅を目指すことにした。池田駅につくと、キハ４０が、間もなく発車するところだった。ここは昨年も来たことがある駅で、その時はちほく高原鉄道が廃線後２ヶ月の時だった。列車も既に無く、ホームの駅名表示板もなく、とても寂しかったことを思い出した。駅前は整備され、とても清々しいが、もうちほく高原鉄道は、運行されていない。気を取り直して駅舎内に入った。乗降客はいないが駅員が３名いる。ホームに出る許可を貰ってホームに出た。ここの駅員は入場券を買って下さいとは言わなかった。親切な若い駅員だったので、ちほく高原鉄道のことについて少し聞いてみた。すると、もう廃線になって１年以上になるが、撤去作業はほとんど行われていないらしいとの情報を得た。まだそのまま駅の施設があるらしいのだ。そうか、それなら廃線跡を訪ねてみる価値はありそうだと思った。少し遠回りをしたが、池田駅でちほく高原鉄道の情報を仕入れることが出来たのがラッキーだった。池田駅を一通り観察して車に戻り、地図でちほく高原鉄道の路線を確認した。この地図は最新ではないのでまだちほく高原鉄道の路線が記載されているのもラッキーだった。池田駅でラッキーが２つ続いたのもラッキー池田のせいかと思いながら、根室本線からちほく高原鉄道廃線跡に進路変更することに決めたのであった。