撤去された線路跡が残る上芦別駅

◆撤去された線路跡が残る上芦別駅

芦別駅の五重塔に参拝し、芦別駅を後にした。風呂屋まだ閉まっているので根室本線の残り3駅を訪問し、その帰りの際に立ち寄ろうと思う。しかし３日も風呂に入っていないとさすがに頭が痒いので不快だった。駅探訪のビンボー旅ゆえ、温泉巡りなどする気は無いのだがさすがに風呂だけは入りたいのであった。

芦別の町からそう遠くはない上芦別駅にはすぐ着いた。芦別の町のはずれといったところだろうか。

上芦別駅は長閑な雰囲気のある駅で、人通りもなく静かなところだ。駅舎は平岸駅と同じだが、左右の対称が逆になっている。全く同じデザインなのだが、少しだけ変化をもたしたようであった。駅舎内を抜けホームに出てみると、あるはずの1番ホームが無い。島式ホームはあるのだが駅舎に近いホームと線路はすでに撤去されているようだ。おそらく貨物の需要が無くなったに伴い、駅の設備も縮小されたのだろう。石炭の需要が減るとともに落日の一歩を辿る北海道の歴史をこの駅でも感じるのであった。