上尾幌駅(根室本線)
◆山の中にポツンとある上尾幌駅
別保駅を出て、次の上尾幌駅に向かう。数キロ行くと国道44号線と分岐し、国号272号線へ左折した。この辺りは、山越えの険しい地区のようだ。地図で見ても、上尾幌駅はかなりの山の中だという感じがする。何にも無い山道をかなり来たところで、「上尾幌⇒」という標識があった。国道と別れ、道道へと進むが、民家はおろか、人工のものは何も無い。そんな山道をしばらく進むとやがて小さな集落に出た。上尾幌の集落のようだ。何も無い山の中にポツンとあるような山間の村のようだ。上尾幌の集落も過去は炭鉱の町として栄えたらしいが、現在はきのこの里として、町おこしを勧めているらしく、きのこの里の看板が目に付いた。小さな集落なので駅はすぐ見つかった。こんな山間の小さな集落に、なんとモダンな立派な駅舎があるではないか。寂れた山間の村だから、それなりの駅舎を想像していたが、なんともはや、拍子抜けしてしまった。しかし、駅前は舗装のされていないダートでそれなりの雰囲気も有る。駅舎に入ってみるが、お決まりのように誰も居ない。ホームに出てみると、まぶしい朝日が辺りを包み、さっきまでの霧が嘘のように晴れてとても清々しい。2面2線のホームがあって、対面ホームは、島式ホームとなっている。この駅から釧路方面に折り返し出来るのだが、現在のダイヤには組まれていないそうだ。
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