西庶路駅(根室本線)
◆まだまだ霧が濃い西庶路駅
尺別駅を後にし、西庶路駅に向かう。尺別駅辺りでは少し霧が薄くなったが、古瀬駅付近を通り過ぎると相変わらず霧が濃いので、ライトを点けて走る車が多い。関西の田舎に住む私は、霧の経験がほとんど無いので、北海道の凄い霧には少々戸惑ってしまっている。昨晩お世話になった白糠駅を通り過ぎしばらく行くと、西庶路駅に着いた。ピンク色の変わった建物の駅舎のようだ。口では表現しづらいが、ビデオで見ていただくとよくわかると思う。駅前は広く、新興住宅地のような感じがする駅前だ。白糠町では一番大きな集落がここ西庶路辺りだそうだ。早朝なので駅舎には誰も居ない。駅舎自体は、1952年の開業の駅とは思えないほど新しそうに見えるが、気のせいだろうか。旧型の電話ボックスがひと際目を引く気がした。この駅は1941年信号所として開設され、ここから明治鉱業庶路専用線という石炭を運搬する鉄道も延びていたが、炭鉱の閉山と共に、1964年に廃線になっている。1952年に信号所から駅に昇格し、旅客扱いが始まった。ホームは島式1面2線になっていて、ホームに行くのに跨線橋を渡る。安全のためには跨線橋が一番だが、階段はやっぱりしんどかった。霧が深く視界が悪いのであまり遠くまで見渡せないのが残念だった。
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