屯田兵ゆかりの西和田駅

◆屯田兵ゆかりの西和田駅

昆布盛駅から次の西和田駅に向かう。両側の景色は鬱蒼とした草原が広がり、人工の物はほとんど何も無い荒涼とした大地が続く。数分ほぼ一直線の同道を進むとちらほらと建物が見えてき、右側に西和田駅を見つけた。道道を右折し100ｍの目の前に西和田駅があった。駅前には大きな会社がある。小さな西和田の集落に大きな会社。何でこんな辺鄙なところに大きな会社があるんだろうと少し疑問に思ったが、それほど気にしなかった。この西和田駅は別当賀駅に続いての貨車駅のようだ。かわいらしい牧場の絵が描かれていて心和ます雰囲気の駅だ。貨車駅内は、お馴染みの物で他の貨車駅とほとんど代わり映えのしないもので、個性が無いようで残念だ。逆に言うと貨車駅というだけで、個性的なのかも知れないが。ここの駅名も人名からきていて、この地に入植した屯田兵の隊長の名が和田さんという方で、その人の名が村名になり、そこから駅名がついているそうだ。北海道開拓の歴史が、駅名から読み取れる西和田駅なのだ。