落石駅(根室本線)

◆落石岬は遠かった落石駅

別当賀駅を東に向かう。次の目的地は、落石駅だ。原野を突き抜け延々走る。やがて道道は、突き当たりに出た。右は落石岬、左は落石駅。どっちに行こうか少し迷ったが、お腹が空いてきていたので、弁当が食いたくなった。休憩を兼ねて落石岬に行ってみよう、そう思い道道を右折し、落石の集落のほうに向かった。やがて道が細くなってきた。漁師の番屋のような建物が点在し、行き止まりまで来た。何か変だと思いながら地面をよく見ると、土ではなく貝殻の上を通っているではないか。道を間違えて、貝殻捨て場のど真ん中にいたのだ。でも、よくこれだけ山のように貝殻があるんだなぁと感心したぐらいだ。車をUターンさせ少し戻った。山のほうに、ダートの坂道があったので、四駆にシフトチェンジして登って行くことにした。かなり急なダートの坂道だが、四駆なら問題は無い。坂を上りきって少し行くと、なにやらゲートがあった。自然保護のため、この先の落石岬までの数キロは、徒歩で行かねばならないようなのだ。仕方ない、ここで取りあえず昼食を取ろう。飯を食ってからどうするか考えよう。腹が減っては思考能力も落ちるんだと勝手に思い込んだ。辺りは落石岬の自然のど真ん中でとても清清しい。コンビニ弁当だが、とても美味かった。食事中になんだか、霧が出てきたようだ。そういえば、もうすぐ落石駅に列車が来る時間ということを忘れていた。落石岬の訪問は断念し、駅に行くことに切り替えた。岬から駅までは徒歩ではかなり遠そうだ。列車が来るまで、あと10分ほどあるので周辺を散策してみる。落石の集落と駅とは少し離れていて、駅周辺には民家は少ない。駅舎も建て替えられたようで、比較的新しいようだ。落石とは、アイヌ語で「尾根の窪」という意味らしい。やがて、警報機が鳴り出し、厚岸方面に列車が入線して来た。続いて、根室方面にも列車がやってきた。単行キハ54同士の列車交換のようだ。少しの時間調整の後、ほぼ同時にキハ54が、発車していった。落石岬には行かなかったが、その風情だけは味わってきた落石駅だった。

 

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