キハ183形が駆け抜けた新大楽毛駅

◆キハ183形が駆け抜けた新大楽毛駅

だんだんと釧路市内に入ってくると、車の通行量が多くなってくる。４車線の道路が、釧路市内に続く。大楽毛駅から新大楽毛駅に向けて走り、数箇所の信号を通り過ぎ、右折すると新大楽毛駅があった。車を止めてカメラを持ったところで、警報機が鳴り出した。何か列車が来るようなのでとっさにホームに上ってみた。タイフォンを轟かせ、キハ１８３形特急まりもが駆け抜けた。本州では、キハ１８３形はもうほとんど走っていない。ＪＲ西日本の「はまかぜ」ぐらいしか思いつかないがほかにあるのだろうか。北海道の鉄道は、個性豊かな列車が行き交い鉄道ファンにはたまらない魅力があると思う。北海道の鉄道には忘れかけていた何かが有るようでとても好きだ。さて、新大楽毛駅だが、なんとも簡素な駅のようだ。駅舎は無いし、ホームに待合の屋根だけの駅だ。辺りは新興住宅地のようで、釧路郊外のイメージが強い。元々工場がたくさんあったところだが、釧路に近い場所なので住宅地も増えたのだろう。駅の開業は１９８８年とかなり新しい。住宅が増え、人口が増えるにつれ、駅の需要が高まり、建設されたと思われる。列車の運行も約１時間に１本とそこそこ有るようだが、本州の駅とは全然違う感じがするのは、土地が広いからなんだろう。