白糠駅(根室本線)
◆霧が立ち込める白糠駅
音別駅の次の駅は、古瀬駅だ。昨年も訪れた駅だが、夜の帳が辺りを包み暗闇と化した中、今日の駅訪問は、音別駅で終了にした。時刻は20時30分過ぎだ。風呂に入りたくて音別駅近くのコンビニで、銭湯か温泉がないか聞いてみた。すると、偶然にもすぐ近くに銭湯があった。がしかし、今日は定休日らしい。音別にはそこしか銭湯はないとコンビニのお姉ちゃんが教えてくれた。白糠まで行けばあるかもしれないという言葉を信じ、古瀬駅を通り越し、白糠駅までやってきた。駅前の大きな広場に車を止めると、強烈な眠気が襲ってきた。時刻は21時ちょうどだ。駅前の赤提灯が煌々と灯る中、風呂に入りたくても、眠気には勝てず、後部座席のシェラフにの潜り込んだ。やはり、今朝4時起きで走り回って疲れていたのだろう、朝まで気が付かないまま寝てしまったのであった。トイレに行きたくなってふと目が覚めた。外は白々と明るくなってきていた。時刻は午前3時30分を少し過ぎていた。外は霧が発生していて視界が悪そうだ。この時期は北海道は霧が多い季節なのだ。白糠駅の洗面所を借りて顔を洗ってさっぱりとしたが、夕べは風呂には入れなかったので、ちょっときつかった。今日は早めに銭湯か温泉を探そうと心に誓った。
根室本線にある白糠駅は以前は、白糠線の始発駅でもあったが、1983年に廃線となっている。白糠〜北進まで開通していて、北進〜足寄までの延伸計画があったが、赤字国鉄再建のため廃線となった。北進〜足寄間は未成線である。石炭産業の衰退が大きな原因で沿線炭鉱の閉山の影響で廃線となった寂しい路線である。
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