たいへんだ、庶路駅へ逆戻り

◆たいへんだ、庶路駅へ逆戻り

今日はここ磯分内駅で駅寝しようと思い、寝る準備に取り掛かった。まだ時間は、午後８時半過ぎで寝るには少し早い。地図を見ながら、明日の計画を立てようと思いじっくりと今日来た駅をひとつづつ確認していった。すると、庶路駅を通り過ぎたのに気がついた。西庶路駅は、記憶にあったが庶路駅には行った記憶が無い。ここで初めて重大なミスに気づいたのであった。このまま庶路駅だけを飛ばしたまま旅を続けても、意味が無い。戻って庶路駅に行かなければ、今回の旅の意味が薄れてしまう。ここ磯分内駅から庶路駅まで80ｋｍぐらいありそうだったが、旅のステータスを大切にしようと思い、庶路駅に戻ることにした。時刻は午後９時前だった。車を釧路方面に南下させて行く。寄り道をしなくていい分、釧路には４０分ぐらいで着いたと思う。燃料がかなり減ってきたので、釧路市内のスタンドで給油した。軽油113円だった。そこそこ安いと思って給油したが、このスタンドを出て少し行った新富士駅近くのスタンドが、105円という看板を出していた。しまった、もう少し我慢すれば安く燃料を調達できたのに、と悔やまれた。さっきのスタンドで60Lほど入ったので、480円も高くついた勘定になる、などとビンボー人らしい思いが頭をよぎってしまいケチ臭く情けなかった。いろいろ考えながら、車を走らせ、やっと庶路駅に着いた。時刻は午後１０時過ぎだった。まだ最終列車があるようなので、駅は煌々と明かりがともされている。庶路駅はまだ営業中なのだ。心無い人がはがしたのか、時刻表が破られていた。暗くて解りにくいが、庶路駅舎は比較的新しいようだ。造りもモダンな感じのかわいらしい駅のようだ。庶路とはアイヌ語で滝のある所という意味らしい。近くを流れる庶路川の上流には、滝が多いので、この名がついたそうだ。